KDDI(9433)は高配当株投資におすすめ?業績推移の観点から徹底解説!
KDDI(9433)は、日本を代表する通信大手でありながら、24期連続増配(2026年3月期予想含む)という圧倒的な株主還元実績を持つ銘柄です。
高配当株投資を考える上で「本当に長期で持てるか?」という点で、業績の安定性と成長性が鍵になります。
本記事では、過去10年の業績推移を中心に、KDDIが高配当株としておすすめできるのかどうかを徹底的に解説します。
尚、業績推移のデータは「IR BANK」から引用しています。
KDDIの決算・配当月

KDDIの決算は3月です。また、配当は6月と12月の年2回、配当金が株主に振り込まれます。
最もオーソドックスな決算発表・配当月のパターンの企業です。
KDDIの配当実績

直近10年の配当推移
KDDIの配当金額は毎年増配しており、配当利回りも概ね3%台で推移しています。
特に、コロナショックの影響が大きい2021年3月〜2023年3月においても、しっかり増配しています。
配当推移については下記の表の通りです。
| 年度 | 配当実績(円・分割調整後) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|
| (参考)2010年3月 | 10.83 | 2.69 |
| 2016年3月 | 35 | 2.33 |
| 2017年3月 | 42.50 | 2.91 |
| 2018年3月 | 45 | 3.31 |
| 2019年3月 | 52.50 | 4.4 |
| 2020年3月 | 57.50 | 3.61 |
| 2021年3月 | 60 | 3.53 |
| 2022年3月 | 62.50 | 3.12 |
| 2023年3月 | 67.50 | 3.3 |
| 2024年3月 | 70 | 3.12 |
| 2025年3月 | 72.50 | 3.07 |
直近10年の配当性向
配当性向について、30〜50%の範囲内で推移しており、良好と言えます。
配当性向については下記の通りです。
| 年度 | 配当性向(%) |
|---|---|
| (参考)2010年3月 | 25.12 |
| 2016年3月 | 35.4 |
| 2017年3月 | 38.3 |
| 2018年3月 | 38.2 |
| 2019年3月 | 40.5 |
| 2020年3月 | 41.7 |
| 2021年3月 | 42.2 |
| 2022年3月 | 41.7 |
| 2023年3月 | 43.4 |
| 2024年3月 | 46.5 |
| 2025年3月 | 42.8 |
業績推移(主な年度実績、単位:億円)

業績についても、売上高・営業利益ともに右肩上がりの傾向を示しています。
また、営業利益率についてはどの年も15%を超えており、非常に優秀です。
さらに、高配当株投資において重要な指標とされている「EPS」についても、右肩上がりと言えます。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 1株当たり利益(EPS) |
|---|---|---|---|---|
| (参考)2010年3月 | 3.44兆 | 0.44兆 | 17.03% | 約39.5円 |
| 2016年3月 | 4.47兆 | 0.83兆 | 18.64% | 約98.7円 |
| 2017年3月 | 4.75兆 | 0.91兆 | 19.23% | 約110.8円 |
| 2018年3月 | 5.42兆 | 0.96兆 | 19.1% | 約117.8円 |
| 2019年3月 | 5.80兆 | 1.14兆 | 19.95% | 約129.6円 |
| 2020年3月 | 5.23兆 | 1.25兆 | 19.58% | 約137.8円 |
| 2021年3月 | 5.42兆 | 1.37兆 | 19.53% | 約142.1円 |
| 2022年3月 | 5.45兆 | 1.61兆 | 19.47% | 約150.0円 |
| 2023年3月 | 5.67兆 | 1.77兆 | 19% | 約155.5円 |
| 2024年3月 | 5.75兆 | 0.96兆 | 16.71% | 約150.6円 |
| 2025年3月 | 5.92兆 | 1.12兆 | 18.9% | 約169.3円 |
通信事業(パーソナルセグメント)のARPU向上・解約率改善、ビジネスセグメント(DX・金融・エネルギー・IoT)のグロース領域拡大が、利益を押し上げています。一時的な減益局面があっても、すぐに回復する回復力が連続増配を支えています。
財務状況の推移

財務状況の推移についてですが、「現金等」については長期的に見て右肩上がりであるので問題ないでしょう。
一方、「株主資本比率」が右肩下がりである傾向にあることに加え、「有利子負債比率」が増加傾向にあることは注視すべきでしょう。
特に、「有利子負債比率」が過去10年で最高のため、こちらについては特に注視すべきと考えます。
| 決算期 | 現金等 | 株主資本比率 | 有利子負債比率 |
|---|---|---|---|
| (参考)2010年3月 | 967億 | 52.8% | 48.27% |
| 2016年3月 | 1921億 | 56.3% | – |
| 2017年3月 | 2267億 | 56.7% | – |
| 2018年3月 | 2008億 | 57.4% | 27.4% |
| 2019年3月 | 2046億 | 57.1% | 28.48% |
| 2020年3月 | 3692億 | 45.8% | 38.33% |
| 2021年3月 | 8098億 | 45.2% | 34.57% |
| 2022年3月 | 7966億 | 45% | 32.11% |
| 2023年3月 | 4803億 | 43% | 32.2% |
| 2024年3月 | 8873億 | 37.1% | 45.58% |
| 2025年3月 | 9212億 | 30.4% | 86.53% |
現在の株価・利回り水準(2026年2月中旬時点目安)
- 株価:約2,670〜2,680円前後
- 予想配当利回り:約3.0%(80円ベース)
- 株主優待(Pontaポイント等)加味で総合利回り3.3〜3.8%程度になるケースも
- 東証プライム平均利回り(約2%前後)と比べ高水準
2025年4月の1:2株式分割により、投資金額が半分程度になり、新NISAでの積立もしやすくなりました。
注意点・リスク

KDDIを投資先として選ぶ際の注意点は、下記の通りです。
高配当株としてのおすすめ度は?

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